Inbetween House

葉山の山小屋 ( 2025 )











































































































Site :  Kanagawa, Japan
Program : House renovation / Cat shelter
Site area : 700.89m2
Building area : --- m2
Total floor area : 1F 76.51/ 2F 62.18m2 / total 138.69
Size : 1F - 4F
Structure : wood frame
Architect : Office Shogo Onodera [OSO]
Structure : Enshu Structural Consultants
Contructor : ROOVICE

所在地: 神奈川県三浦郡葉山町
主要用途:住宅・猫シェルター(改修)
敷地面積: 700.89m2
建築面積:- m2
延床面積:  1F 76.51/ 2F 62.18m2 / total 138.69 
規模: 地上2階
構造形式: 木造
設計:小野寺匠吾建築設計事務所 / 円酒構造設計
ROOVICE


This renovation project transforms a 60-year-old house nestling in the forests of Hayama. Enchanted by its elegant, Nordic-style appearance and location overlooking the ocean through the woods, the client couple and their pet cat required a refined residential space integrated with a cat shelter for "NEKO PAWER," a rescue cat NPO organization.
We designed a brightened interior that allows occupants to connect with the surrounding forest and sea. By dismantling a portion of the facade and creating a glazed "in-between zone," we introduced a sunny, greenhouse-like buffer space. The first floor acts as a device to harmonize the relationship between residents and visitors, while the second floor serves as a private greenhouse, crafting an environment away from urban bustle where humans and cats can spend peaceful, comfortable time together.

これは葉山の山の上にある築60年の住宅の改修プロジェクトである。このうっそうと茂た森の中に立つこの住宅は、1966年に建てられ、ずっと山の中に佇んできた。その佇まいは、築60年という古さの中にも気品があり、温もりを感じさせる。当時おそらく建築家によって建てられたであろう北欧を思わせるその丁寧な住宅は、地面から2階の屋根を支える斜めの柱が両端に貫通し、その独特な雰囲気を潜ませていた。そんな住宅に出会った施主夫婦は、この場所の不便さにもかかわらずその佇まいに魅了され、森の中から海が見えるこの住宅を受け継ぎ、愛猫1匹とここに住むことを決断した。

私たちはここに、彼らの住まいを整え、かつ施主がこれから運営する保護猫活動NPO団体NEKO PAWERのシェルターを備え付けることを求められた。人間と猫が暮らす家。これから出会う地域の猫が一緒に暮らすことになる家。その猫たちと将来共に暮らすであろう人間たちが訪れ、出会う場所。そのような場所はどうあるべきかと考えた。

この住宅は獣道と言っていいような急勾配の山道を通ってアプローチする。全面道路がなく、新築不可の急勾配ハザードエリアにしがみつくように建っている。斜面には人口地盤が敷かれ、上空から見ると懸造りのように山面にへばりついている。初めて訪れた前夜に大雨が降り、翌日は土が蓄えた湿度が足元からたちのぼり蒸気が体を包んだ。そして森と壁に閉ざされた家の中は薄暗かった。まず、家の中を明るくして、森や海を感じるようにしたいと思った。そして、この家を経験する人たちの関係性をレイヤーにして、中間になる部分を作ることでプライバシーやパブリック性をうまく調和し、良いバランスを保てるのではないかと考えた。

私たちは一部増築したと思われるファサード部分を解体し、ガラス張りにすることで中間領域を設けた。この空間は機能のない余白で、陽が当たり心地よい温室となる。1階では住人と来客の曖昧な関係性を調和する装置として、2Fはプライベートな温室として朝や夕方のひと時を過ごす場所となる。シェルターは都会の喧騒を離れ山の中の野生の囀りの中、のんびりと過ごすことができる環境が備えられた。


“Inbeteween space” is shown as yellow in the diagrams below.

Section diagram


1F Plan